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株式会社リスタの技術?ブログ

季節要因のアクセス変動、把握できてる?それ、Google Analyticsのベンチマーク機能でわかるよ

はいこんにちは!リスタでエンジニア兼集客担当をやってる辻(@dim0627)です。

ダクソ3のDLC第2弾がやっと出ましたね!いろんな評判が聞こえてますが、僕はまだやれてません。 最近はそっちのけでミステリー小説ばっかり読んでます。なんかオススメあったら教えてください。

さて、僕はリスタで集客周りを担当していて、成果として追いかけている指標の1つにPVやUUなどがあります。

しかし、PVやUUは季節や時事によって変動するので、「これなんで変動したのよ」という疑問を抱くことが少なくありません。 みなさんも同じ疑問を抱いたこと、あるんじゃないですか?

この記事ではGoogle Analyticsベンチマーク機能を使って、季節要因に関するアクセス数の変動を把握、予測する方法について書いてみます。

そのアクセス数の変動はなんでなの?

弊社では各自が担当している数値を定例の場などで報告しているんですが、 「結果」は報告できても「理由」が報告できない場合が多々あります。

例えば弊社でいうと、自慢じゃないですが最近はいい感じに数値が伸びている状況です。

とはいえ手放しに喜べるわけでもなく、「これはサービスの成長なの?それとも季節要因の影響なの?」、「いつまでこれが続くの?」という疑問が出ます。

弊社が運営しているJOBLISTは求人情報を扱うサービスなので、 「まあ3月から4月にかけては学生がバイト探しするだろうからそれであがってるんでしょ」という憶測も立てられます

その場合は「成長」ではなく「影響」と言わざるを得ません。

ですが、その憶測は本当でしょうか?ある程度根拠となる情報は得られないものでしょうか?

アクセス数が変動する主な理由を考えてみる

アクセス数の変動理由を知るためにまず、アクセス数が変動する外的な要因をざっと考えてみましょう。

季節要因による変動

まず考えられるのは、この記事で焦点をあてている季節によるアクセス数の変動ですね。

例えば、次のようなコンテンツが影響を受けると考えられます。

  • 寒暖差に影響を受けるコンテンツ
  • シーズンがあるスポーツや旬の食べ物に関するコンテンツ
  • バレンタインやクリスマスなどイベントごとに関するコンテンツ

プロモーションによる変動

次に考えられるのはプロモーションによる変動でしょうか。

  • TVCM
  • プレスリリース
  • 外部メディアによる記事広告

これらは自社で制御できるので、事前に変動が予測できるタイプの変動要因です。

時事やニュースによる変動

時事やニュースによる変動も考えられます。

世間で話題になったコンテンツは情報を得ようとする人が増えますし、 GoogleのQDF(Query Deserves Freshness)というアルゴリズムの影響も受けます。 「世間で話題になっているキーワードの検索は、新鮮な情報を上位に表示する」といったものです。

弊社では現状あまり影響がありませんが、サービスによっては大きく影響を受ける変動理由になると思います。

バズや炎上による変動

これはだいぶコンテンツが絞られますが、バズや炎上による変動も無視できない変動理由です。 バズは組織によっては狙って起こせるかもしれませんが、炎上は予測できない上にブランドを傷つけてしまうあまり嬉しくない変動ですね。

さて、この4つのうち、「季節要因による変動」以外は変動理由を特定しやすい要因だといえます。

ですが、「季節要因による変動」に関しては、「いつ変動するの?」、「どれくらい変動するの?」といった疑問が解決しづらい要因です。

Google Analyticsで季節によるアクセス数の変動を把握する

というわけでそろそろ本題に入りましょう。

Google Analyticsにはベンチマーク機能というものがあり、ここまでで挙げたような疑問はこの機能がだいたい解決してくれます。

どんな機能なのかを簡単に説明すると、他サイトの数値を平均して見せてくれる機能です。 業界やアクセス規模、国などでフィルタ出来るので、簡単に競合と比較分析ができます。

ベンチマーク機能を使ってみる

言葉で言ってもわかりづらいと思うので、実際に使ってみましょう。 ベンチマーク機能はサイドバーのここからアクセスできます。

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さっそく、弊社が属する求人系の業種に絞ってセッション数の平均値を見てみましょう。 以下に表示されているのが、求人系のウェブサイトにおけるセッション数の平均値(2016/01/01~2016/12/31)です。

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おお!どうやら求人業界のサイトには何度か季節要因の変動があるようです。 0まで落ちてる10月のデータはバグかなんかでしょうか。

「業種」に関しては更に細かく絞ることもできるので、絞れるところまで絞ったほうが信頼できる情報が得られると思います。 ですが、絞りすぎるとサンプルのデータが減ってしまい、データのブレが大きくなるので気をつけてください。

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ちなみに指標は追加で選択することができ、自社の数値と他社の数値を同じグラフに表示することもできます。

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チャネル、地域、デバイスごとのディメンション

ベンチマーク機能はチャネル、地域、デバイスといったディメンションが設定でき、 グラフの下部にそれぞれのディメンションで切り分けた情報が表示されます。

例えばオーガニックによる流入とソーシャルによる流入だと、だいぶ毛色が違いますし、 デバイスも最近では当たり前のように考慮しなければいけなくなりました。 PCとモバイルはきちんと切り分けて、違う観点で確認すべきでしょう。

弊社でのベンチマーク機能活用事例

というわけでベンチマーク機能の使い方をざっと説明しましたが、 実際弊社でどんな感じに役に立ったかを紹介してこの記事は終わりにしたいと思います!

弊社では前述したとおり、最近は堅調にアクセスが伸びています。 ということもあって、次のような調査をする必要が出てきました。

  • 現在アクセスが伸びているのは季節によるものなのか、改善の成果によるものなのか
  • 3月、4月はアクセスが伸びるものと考えているが、その仮説は間違っていないか
  • 1年を通してアクセスが変動するであろうタイミングはいつか

実際にベンチマーク機能で得られる情報をもとに考えると、次のようなことがわかりました。

  • アクセスが伸びているのは季節要因ではない、改善の成果によるものと考えていい
  • 季節要因による3月、4月のアクセス増加は期待できない
  • もっとも増加するのは1月、次に5月に増加があり、年末は大きく落ち込む

仮説が間違っていることがわかったり、今後どう変動するかをある程度予測できたり、だいぶ有益な情報が得られたかなと思います。

もちろんベンチマーク機能の情報をすべて正として鵜呑みにするべきではないと思いますが、 簡単な競合比較、アクセス推移の予想に使うだけなら十分な情報と言えるのではないでしょうか?

同じような疑問を抱いている方がいたら、使ってみてください!

弊社では絶賛採用活動中です! 興味を持ってくれた方は@mikedaまたは@dim0627までご連絡ください!